ウーブンシティー(Woven city)

トヨタは現在、静岡県裾野市において、近未来の都市モデル「ウーブン・シティ(Woven City)」の実証実験を進めています。これは、人・モビリティ・AIが共存するスマートシティの実現を目指すもので、以下のような先進的な取り組みが始まっています。
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自動運転車による走行(歩行者やパーソナルモビリティとの空間分離により安全性を確保)
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ドローンを活用した物流・インフラ点検
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ロボットによる荷物の運搬や街中の清掃
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住民がARグラスやウェアラブル端末を使って日常生活を支援
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木造を基調とした、日本の伝統と調和したカーボンニュートラル建築
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緑に囲まれた暮らしやすい環境(自然との共生)
また、川崎市では「新川崎・創造のもり(Quantum Innovation Park)」構想のもと、地元の産学官が連携して、量子技術に特化した次世代型スマート・シティ計画が始動しています。
こうした流れを踏まえ、「小田原・箱根」を中心とする神奈川県西部地区にも、スマート・シティの導入を提案したいと考えています。なぜなら、世界的な観光地でありながら、この地域は現在「訪れる街」から「定住する街」への転換が進まず、人口減少や高齢化によるバランスの崩れが深刻化しているからです。
この状況を打破するためには、「定住」をテーマにした実証実験が必要です。観光だけでなく、働く・暮らす・育てるという視点から、持続可能な都市モデルを構築するのです。
ただし、これを実現するには広域的な連携が不可欠です。神奈川県議会105名のうち、小田原市、南足柄市、足柄上・下郡(計2市8町)に所属する県会議員はわずか4名。小さな自治体ごとの個別対応では到底追いつきません。
まず最も重要なのは、「教育基盤の強化」です。意外に思われるかもしれませんが、地域の未来を支えるのは「人」であり、特に若い世代です。このエリアは全国でも有数の少子高齢化地域です。今後、移住してくる家族が安心して子育てできるよう、小・中・高・大学を含む質の高い教育環境の整備は、定住促進に不可欠な要素です。
次回は、この提案をさらに具体的な施策に落とし込み、深掘りしていきます。


