地域再生の「起死回生コンセプト」(5) -教育-

神奈川県西部世界に誇れる観光地でありながら、深刻な少子高齢化問題に直面しています。すでに多くの町で、少子高齢化率「5〜8」に達しており、これは“絶滅危惧自治体”といわれるレベルです。2050年には、開成町を除いたすべての市町で、その数値が「5」に達すると予測されています。
全国を見渡しても、これほど極端に子どもが少なく高齢者ばかりが集まっている地域は他にありません。まさに「子どものいない超高齢地域」といえる異常な状況です。

この地域を再生するには、「観光客が一時的に訪れる場所」から「多くの人々が定住したいと望む場所」へと発想を転換する必要があります。若い世代が移り住み、安心して子育てができる街づくりを進めることが、将来への唯一の希望といえるでしょう。

そこで、まず最重要課題は、「教育基盤の強化」です。地域の未来を支えるのは「人」であり、特に若い世代です。今後、移住してくる家族が安心して子育てできるよう、小・中・高・大学を含む質の高い教育環境の整備は、定住促進に不可欠な要素です。

以下は、神奈川県西部地域の教育再生についてのたたき台です。ブレーンストーミングをする為の提案です。いずれにせよ様々な角度からの検討が必要だと思います。今回は、3つの視点からご提案します。

【1】難関県立大学の新設
地方創生や人材育成を見据え、この地域に国際水準の県立大学を設立する構想です。秋田県の国際教養大学(AIU)をモデルにした、都市計画・観光ビジネス分野に特化した高偏差値(偏差値70程度・早慶レベル)の少数精鋭型大学を目指します。

  • 定員は150人程度で、授業はオールイングリッシュ(場合によってはオールチャイニーズも)による。

  • 教員の半数が外国人学生の半数も外国人留学生とし、多様な価値観に触れられる環境を整えます。

  • 1年間の海外留学を必修とし、グローバルに活躍できる人材を育てます。

  • キャンパス候補地としては、旧関東学院小田原校舎未病バレー「BIOTOPIA」を想定。

  • 主な就職先として、商社・コンサル・不動産ディベロッパー・地元のホテルや旅館・起業家・公務員などを見込んで世界に通用する人材の育成を目指します。

【2】公立普通高校のレベル再建
首都圏の他地域(都心・横浜・湘南など)と比較して、当地域の公立高校からの大学進学実績が大きく後退しています。このままでは、都心からの移住を検討する若い世代が、千葉・埼玉の教育環境の方に魅力を感じてしまい、地域の活力が失われかねません。移住を後押しする教育環境の整備が急務です。

  • 例として、小田原市のS中学校を「O高校の附属中学校」とし、実質的な中高一貫校に再編。

  • また、私立S中学・高校を抜本的にてこ入れし、都心並みの進学実績を誇る中等教育機関へと育て上げO高校と切磋琢磨させる形で地域全体の底上げを図ります。

【3】職業高校の再評価と再生
現在の職業高校(工業・商業・農業系など)はかつての輝きを失っていますが、地域経済と直結した実践的教育の拠点として再活用すべきです。具体的な提案は、実態をさらに把握した上で行う予定です。

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