町の発展と外国人比率

前回、いきなり移民問題に触れたので、驚かれた方も多いかと思います。
これまで、近隣の開成町と山北町を比較してきましたが、松田町長選の後には、箱根町真鶴町町議会議員選挙が予定されています。
そこで今回は、同じ足柄地区に属する両町についても考えてみたいと思います。
外国人問題は、我々にとっても避けられない重要課題です。特に、ここ数年で、箱根町、中井町、湯河原町では外国人が急増しています。既に箱根町では10人に1人中井町では20人に1人が外国人です。

足柄上下郡 居住者データ(2024-25年) 少子高齢化率 神奈川県内 2050年
自治体 全人口 外国人 外国人比率 高齢者÷若者人口 人口増減率 持続性
箱根町 10,766 1,219 11.3% 7.55 消滅可能性自治体
中井町 8,860 447 5.0% 5.16 消滅可能性自治体
湯河原町 22,974 605 2.6% 7.60 消滅可能性自治体
松田町 10,369 166 1.6% 3.78
山北町 9,188 137 1.5% 5.75 減少率2位 消滅可能性自治体
真鶴町 6,474 80 1.2% 8.12 減少率1位 消滅可能性自治体
大井町 17,356 195 1.1% 2.89
開成町 18,551 191 1.0% 1.84 増加率1位 自立可能性自治体

箱根町インバウンドブームの恩恵を受け、欧米をはじめ世界各国からの観光客で連日大きな賑わいを見せています。見方によっては大いに繁栄しているように映ります。
しかし一方で、働き手不足を補うために、東南アジア(ベトナム)やインド系(ネパール)出身の居住者が急増しています。財政的には潤っており、高齢者への福祉は手厚く整備されていますが、住民の話に共通して出てくるのが「子どもの進学環境への不安」です。

かつて箱根町からは、毎年40人近くが小田原高校より上位の進学校(国立・都立・私立を含む)へ進学していました。ところが現在は、少子化の影響で1学年が40人程度にまで縮小し、これらの高校への進学実績はほぼゼロに近い状況が続いています。そのため、子育て世代が定住しづらいという深刻な課題を抱えています。

一方、真鶴町では、町長が進める財政均衡縮小方針により、美術館の休館や小中学校の一体化などの施策が進められています。しかしその結果、町民や町議会との軋轢を生んでいます。一昨年には山北町を抜いて神奈川県内で「人口減少率1位」となってしまいました。

どこの自治体も少子高齢化に伴い、独自の難題を抱えています。

注目すべきは開成町の動きです。人口増加率は県内1位にもかかわらず、外国人比率は最も低いという特徴を持ちます。高層マンションの建設や、子育て世代を意識した住宅環境の整備によって、「日本人の若年層を呼び込む」ことに成功しています。

「東京では不動産価格の高騰」を背景に、「子育て世代が郊外移住を模索」しています。松田町は、開成町と似た環境を持つことから、駅前開発をさらに充実させ、こうした国内需要に積極的に応えていくことが重要です。

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