数字でみる少子・高齢化の実態 (2)・・・2050年 若者1人で高齢者を10人以上支えるいびつな社会

今後の社会現象として、これほどの異常値が起ころうとしているのに、多くの人があまりに無関心であることに驚きを隠しえません。
すなわち、人類史上経験したことの無い、**「成人前の若者1人が、リタイア後の高齢者10人以上を支える社会」**が、2050年までに確実に到来すると予測されています。
しかも決して対岸の火事ではなく、神奈川県西部や静岡県東部といった、私たちの身近な地域で現実に起こるのです。

下のグラフをご覧ください。円グラフの黄色が若者人口茶色が高齢者人口 、緑色が労働現役世代人口です。
典型例として北海道夕張市を引き合いに出していますが、神奈川県西部の3町も酷似しています。

     

 

夕張市;      少子化率 3.8%    高齢化率 59.1%    少子化・高齢率   15.55%     (若者1人で15.55人の高齢者を支える)

真鶴町;     少子化率  4.2%    高齢化率 62.4%   少子化・高齢率    14.86%    (若者1人で14.86人の高齢者を支える)

湯河原町; 少子化率  4.2%    高齢化率 59.7%    少子化・高齢率 14.21%     (若者1人で14.21人の高齢者を支える)

山北町;     少子化率   5.5%   高齢化率  55.9%   少子化・高齢率 10.16%     (若者1人で10.16人の高齢者を支える)

静岡県東部の2市も同様です。

 

熱海市;  少子化率  3.7%    高齢化率 60.7%     少子化・高齢率   18.24%    (若者1人で18.24人の高齢者を支える)

伊東市;  少子化率  5.6%    高齢化率  57.2%     少子化・高齢率  10.40%     (若者1人で10.40人の高齢者を支える)

「若者1人が10人~18人の高齢者を支える」・・・こんな極端にいびつな社会(Society)が、どうすれば成り立つか想像できますか?

参考までに、2050年に予測される日本全体の少子化・高齢化率は3.75%です。アメリカ、イギリス、フランス、ロシアはおよそ1.5%前後です。つまり真鶴町の若者は、平均的な日本の若者の4倍、欧米の国の若者に比べて 約10倍もの高齢者を支えなければならない ことになります。
なお、多くのアジア・アフリカの新興国では、若年層(黄色)が高齢層(茶色)を大きく上回る構成となっており、日本とは逆の状況にあります。

まずは、各自治体の首長がこの問題をどれほど深刻に受け止めているのか、そして、どのような対策を講じて様としているのかを確認して行きたいと考えております。

データ出典: 総務省統計局 2025年統計ダッシユボード
少子化率:各自治体における14歳以下の人口比率
高齢化率: 各自治体における65歳以上の人口比率

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