外国人問題 (オーバークォリフィケーション) (2)

いま、世界の移民問題大きな転換点(シンギュラリティ)を迎えています。これまでの移民は、近隣の国から来るケースが中心で、文化や生活習慣も比較的近く、種々問題を抱えるにせよ対応しやすい面がありました。しかし今後は、アフリカ系、インド系、イスラム系といった、外見・宗教・文化・生活習慣・経済状況・教育背景が大きく異なる人々が増えていく見込みです。そのため、受け入れ側の国では、「自国ファースト」主張する政党が台頭し、懸念や抵抗、拒否反応が強まっています。

一方で、新興国では低賃金の若者が余り先進国では「オーバークォリフィケーション問題」とも絡みながら深刻な人手不足が進んでいます。この「労働力のミスマッチ」をどう調整するかは、世界全体の重要課題です。日本にとっても、早急に議論を深め、明確な方針を打ち出す必要があります。最近の「JICAアフリカ・ホームタウン構想」では受け入れ自治体との間に混乱が生じ、検討不足や拙速さが浮き彫りになりました。

各国・地域の特徴

➀ 北欧・ドイツ・オランダ
移民に比較的寛容で、これまではポーランドやウクライナなど東欧の白人を多く受け入れてきました。EU域内の移動自由化で高学歴の移民が増えたため、自国民との間で高度な仕事をめぐる競争が問題になっています。アフリカ系やインド系はまだ少数です。

➁ 英国・フランス・アメリカ・カナダ
植民地政策や移民政策の歴史から、多様な人種が混ざり合う「人類のるつぼ」と呼べる国々です。政治家芸能人スポーツ選手TVキャスターなどにアフリカ系やインド系を含む非白人が多く活躍しています。

➂ 南欧(スペイン・イタリア)
地理的に近いことから、アフリカからの難民問題を抱えています。

➃➄ 韓国・中国
科挙の流れをくむ日本以上に受験競争が激しい社会です。移民はベトナム、フィリピン、ネパールといった近隣アジア諸国が中心で、アフリカ系やインド系はまだ少数です。

このように、➁の「人類のるつぼ」型国家を除けば、欧州の移民は近隣国の白人アジアでは近隣のアジア人によって支えられてきました。しかし、今後は、外見や文化、宗教、経済状況、教育背景の大きく異なる人々受け入れる覚悟と方針が必要になります。

日本における課題
日本を見渡すと、首都圏地方の主要都市圏、そして過疎化が進む地域とでは、経済状況教育環境人手不足の実情が大きく異なります政治やマスコミ首都圏に偏りがちですが、地方の主要都市圏に対して一定の配慮があります。

本当に心配なのは「2050年消滅可能性自治体」に分類される地域です。首都圏の端にある神奈川県西部地方の過疎自治体は、外国人問題に限らず国の施策から取り残されるリスクがあります。

だからこそ、神奈川県西部では理想論やマスコミ的なきれいごとではなく、生き残りをかけた本当の意味でのSDGs(持続可能な開発目標)」必要だと考えます。

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